人は全ての感性に対し神経が動き、自己の中に様々な観念を誘発させます。
真陰流はこの観念をコントロールし、最も有効な集中「戦闘トランス」へ導くものです。
私達の普段の内観は、日常の「常波」です。
敵あるいは森羅万象からの圧力は、一端「退波」の方へ持っていかれると、「乗波」の方へは移行しません。すでに負けが始まっているのです。
一方、フィルターを通して平常化された圧力は姿を消し、自己の勝利の力「乗波」へ向かいます。
さらに真陰流の最高峰は、仏教の第九識を得ることです。
現代科学では、無意識やトランス状態のさらに上のことを言います。
大脳生理学からユング理論、自律神経のコントロールや催眠、科学密教まで、真陰は最強の科学を構成していきます。
真陰流精神術によるパフォーマンスは、自己の意識を「戦闘トランス」まで上げ、全てが見えて来るものなのです。