最新情報 2008年12月

2008/12/25(木) おもしろい!

なんで私の身長が168センチになっているのか?
何かで見せてもらったが、私は正式に172センチである。
腰が痛かったりどこかが悪かったりで、体を曲げて歩くことも多いが、計りもしないで載せるところがあるなんて信じられない。
抗議のつもりでこれからの私の身長は180センチで発表します。

2008/12/17(水) 「武士道とは死ぬこととみつけたり」

真陰の特徴は「戦闘トランス」=生存トランス

現代武士道は、死の文化から生の科学へ

武士道とは我が国固有の精神基底で、実体は戦闘者の道である。
かつて政権を取った侍達は無頼の輩とはならず、死の掟を作り正なる規範文化を造ってきた。
彼らの心は戦(いくさ)を背景に、藩内を安定化させた文化を根付かせたのである。
国(当時は藩)がまとめられなくては「お家」は守れない。

キリスト教が愛で構築された縦の軸なら、武士道は死で構築された縦の軸である。
死を隠喩し、恥の概念を造ってきたのだ。
「お家」のため、最高の武家社会を構築することが目的であり、武士道の文化を正当に築いてきたものである。

死を隠喩した恥の概念とは、無意識レベルで生きる文化だ。
例えば日本人の謹み深さや、遠慮や、義を感じて解り合ったりする心は、意識レベルで生きる諸外国にはかなり解かりづらい文化だという。
「催眠心理学研究会」ではアメリカの最新の本を訳して、催眠の暗示内容文を勉強しているが、そのままでは日本人にはむかないものである場合が多い。なぜなら彼らはストレートな意志の疎通であり、我々は元々無意識に物事を隠喩する文化であるからだ。
無意識は意識の10倍あると言われ、そこに構築されて働く自我は非常に強い、かつてルイス・ベネディクトも解らなかった、日本文化の真実である。

死を乗り越えた生

「葉隠」の「武士道とは死ぬことと見つけたり」とは、実は死ぬ気でやれば生きることが出来るというものであるが、現代人が死ぬ気になってやっても、単に一生懸命頑張るものになるだけである。
文化に死を背景化させた普遍的無意識を持つ先人が受け取る意味とは大きく違うのだ。
現代人に同じことをやれといっても無理である。

「真陰」の思想は、死の文化という背景を、死を乗り越えた生で構成するものだ。
かつて死で造られて来た「無意識隠喩文化」を、「生存」の本能で精神科学化するものである。
しかし死の文化という貴重な背景を持つことにより、生存は開花する。
無意識に強さと真面目さを持つからだ。

現代武士道とは現代科学である、現代に最高の精神性を造り構築しなくてはならない。
佐山が言う戦闘トランスとは、生存トランスのことなのだ。
生き残るために本能が働くトランスである。

死の文化から生まれた規範は引き継ぐが、現代文化が死というものではない。
武士道精神や宗教等、戦前文化が悪いと、縦の線を持たされず無能化されている現代、ただ横に生きるだけでは勝ち残ることは出来ない。
有効なトランスは引き起こせない状況なのである。

多くの催眠学者が人はいつでも催眠状態だという。
普段の意識も無意識から来ているトランスだという意味だ。
有効なトランスとは無意識から来る有効な集中という事なのである。

掣圏真陰流「情動波形図」

パニック波(−3) 窮波(−2) 退波(−1) 常波(0) 乗波(+1) 超乗波(+2) 戦闘トランス(0)

真ん中の「常波」は、プレッシャーに対する情動の基準で、日常何気に過ごしている情動の状態であり(0)を基準にしている。
あらゆるプレッシャーに対し0の数値を維持することは、何事にも響かない不動の情動となる。
この場合、程良いプレッシャーも良い状態でもあり、細かい数値で表すなら「常波」とはマイナス0.5からプラス0.5である。

左側に行くに従い、人は弱さに心が働くことになる。
常波から左側の「退波」は、人が何らかのプレッシャーを受け、心が退いたときの情動の状態でマイナス1の数値で表す。
さらに左側の「窮波」は、完全に精神的弱さを露見した状態で、マイナス2の数値で表す。
最左の「パニック波」は何も出来ずに固まった状態で、瞬間的な変調期ともいえマイナス3で表す。

一方、常波(不動心)から右に行くに従い、人は戦いの強さを発揮していく。
「乗波」は+1で表し、気持ちがプラスに働く情動で、通常一端「退波」まで入るとプラスには行かない。
「超乗波」は+2で表し、体が良い方向へ動き、周りがよく見えている状態。
最右の「戦闘トランス」とは、人が生存への本能を出した時に表れる集中状態である。

戦闘時やジャングル等を歩いていて、いきなり一斉射撃を受けたとき、固まって(パニック波−3)撃たれるものと、勝手に体が動いてどこまでも逃げおおす者がいる。
その中である種の者がトランスをおこす。
彼らが言う言葉は決まって、敵の弾がスローモーションに見えたとか、止まって見えた。敵がどこから撃って来て、何人であったかを把握していたと言うのだ。
生死がかかった戦闘時、生存への本能が引き起こすトランスは、自己を最大限に有効な状態にしてしまう。

ランニングハイなども同じトランスであるが、勝負時その状態を待つことはできない。
プレッシャーが無い試合で、臆すことなく体が動いていく「乗波」(+1)から、どうにでも思うように動いてしまう「超乗波」(+2)にいたることはある。
そして疲労のピークを越しても動き続け、すべて思うように動きが見え出すことがある。

もしこの「戦闘トランス」(+3)を最初から作り出すことが出来たなら・・・。
私が催眠を研究しているのはそのためである。
あらゆる人材と会い、意見を交換し、トップレベルにある。

戦闘トランスの正体は生存トランス。生きるために生まれる科学なのである。
情動波形は自己の心の生理的内観ともいえる。
貴方がプレッシャーで息詰まった時、プレッシャーに押しつぶされそうな時、伸び悩んだ時、変調をきたした時、生存トランスはすべてを解決してくれるだろう。
すべての勝負事に最上の勝者となるだろう。
トランスとは無意識の集中と言われている。
ここで言うトランスとは催眠性トランスのことで、薬物等によるトランスの事ではない。

佐山武士道は切腹を推奨していて、死の文化を復活させようとしていると思われがちだが、まったくそれはあり得ない。
切腹の文化は先人の美徳で、それが日本の精神基底を造ってきた。
勤勉なのも、清潔なのも、実直なのも、礼儀正しいのも、遠慮深いのも、謹み深いのも全てそうだろう。
我が国の神道も、世界の一神教も神話から始まり、人々はそれを信じて規範を作っている。
先人の死をかけた実直な規範心は、神話でも何でもない。
普遍的無意識の真実として、心に置けば良いことである。

私は言いたい、現代武士道は死をトランス化してはならない。
生存をトランス化させ、死を越えるのである。
このような武道は生存のために無頼の輩になるわけにはいかない。
先人の普遍的無意識を心に構築し、生存の力を得るのだ。

君たちは何も知らず自身の売りのために、闘いを売り文化を壊している。
先人が見たら泣くだろう。
暴言も吐かず真面目にやると売れない?
早く金を造りたいか、マスコミに受けたいだけである。
ようするにマスコミが悪いのだ。
そしてそれを指示する愚民?がいるだけなのである。
考えた事はあるだろうか、そう見る方も日本崩壊の手助けをしているに過ぎないのだ。
掣圏真陰流精神基底は全てを救う。
最新武道科学で、乱れをリセットし、日本に活力を与え、不動の強い精神を作り出す。

次回プリンシプルは生存トランスの基本、自己催眠を行います。

2008/12/12(金)

商品販売のページに、リアルジャパンプロレス 団体オフィシャルショップへのリンクを追加しました。

2008/12/5(金) 現代武士道「真陰」

戦いに関する心の動きの基本「情動」

  • 第一期 瞬間期 ショック的な一面、例えば、いつもの通勤路、突然ヘビ等に出くわした時の驚きの瞬間。
    精神的なトラウマにでもなる出来事の初局面。
  • 第二期 逃走か闘争期 例えば、そのヘビと闘うか逃げるかという時。 人生においても闘争する時の、プレッシャーのかかる局面。
  • 第三期 重圧期 またあの道を通るとヘビと出会うのではないかという心の重さ。 プレッシャーを受けて、心が重くなる状態。
  • 第四期 変調期 精神障害、精神病、パニックやPTSD等の症状等、体に異変が起こる状態。

不動人格

不動心とは、意志を持ち微動だにしない姿。
あらゆるショック的出来事や圧力に対しても「無波」というフィルターを通すことができ、自己の情動、第一期・二期を制す者。
闘争に入った場合はトランス的集中状態となり、大きな圧力を受ける戦闘前でも、事の周りを見渡せる余裕ある不動心の精神状況。(第二期・三期を制す者)
正義あるいは義における意志から、自然にわき起こる情動と、見識を持つ人格者。

強者人格のバックボーン

強者人格の無意識には、戦いに対する自己の強さを構築していく、三段階の構成があります。

  • 第一層 神経
  • 第二層 環境
  • 第三層 意志

一方意志には、次の動機の起こりが構築されています。

  • 反発(ハングリー)
  • 優越
  • 思想

ハングリーは宗教心や思想を軽んじますが、反発のエネルギーを持ち、その表裏の姿は恐怖です。
優越を求めることもエネルギーとなります。
思想とは政治等に関わらず、命をかけることのできる信念で、最大限に強いものになります。

この法則は普遍的強さだけではありません。
例えば仕事など、あらゆる場面において、反発や優越の動機が作用し望んでいるのか、大きな思想から命をかけて取り組むのかは、次元が違います。

もっとも動機が低いのは、何もないことです。
一個人の普遍的形成において、自由は最も楽な世界であり、かつ必要不可欠なものです。
日本は車でどこでも行ける、自由な社会ですが、自由なんだからと、免許も持たず交通法規も知らず走ると、バラバラになってしまいます。

人生はレースに似ています。
いざ、どこに行くにも競争力を無くすでしょう。
なぜうまく行かないんだろう?なぜ弱いんだろう?とは、道路を走る免疫がないようなもので、交通法規を知って、正しく走る技術を持つことができてないようなものです。
競争目的がある場合、いかにそこへ到達するかは、反発動機や優越動機で進むのか、命をかける思想で到達するのか、意志の構築状態で人は全く価値観を変えるのです。

自己暗示による不動心の構築

無意識の観念チェンジは、意識上でも無意識下でも出来ます。
意識上では普遍的無意識の構築により自然に強くなり、無意識下では変性意識で集中を高め観念チェンジが容易となるのです。

変性意識(催眠)とは何か?
興義館では月二回、催眠心理研究会の場を提供しています。
勿論私もその会員です。
催眠は大きく分けて、ステージ等で行うショー催眠と呼ばれるものと、セラピーを目的とした、外国では医療目的で使われているものとがあります。

催眠の特色はトランス(変性意識)と呼ばれる状態ですが、いわゆる麻薬などのトランスとは違います。
神経が心地よくなるアセチルコリンというホルモンを促し、自立神経の副交感神経を上げ、身体的なリセット(自立神経のバランス調整)をしてしまうのです。
人体自身には、自己ホルモンが最強だとも言われており、現に全く違う目的なのに、催眠の後、多くの人から「いつのまにか肩こりが治っている」と言われることはよくあります。
肩こりなどの70パーセントは、自立神経のバランスを崩すからだと言われているのです。

また、変性意識は自己の五感が鋭くなり、集中の体勢となります。
プロにとってこの状態に導くのは、そう難しくはありません。
重要なのは、この受動神経の体勢に、いかに有効な暗示を授けるかにかかっています。

残念ながら日本はアメリカ等に50年催眠が遅れていると言われています。
マスコミや人々の誤解も惨憺たるものです。

集中状態において何が有効な暗示なのかは、いかに無意識に作用させるかということです。
集中の無意識は意識とは違う反応をするからです。
例えば「ピンク色の象をイメージしてはいけませんよ」というと、どうしても無意識からはピンクの象が表れて来るものです。
療法暗示を具体的に言うと、直接的に「ピンクの象は現れなくなります」という暗示ではなく、間接的に関連した暗示を入れていくのです。

アメリカ等で発達しているのは、あらゆる問題に無意識作用するスクリプト「台本」なのです。
催眠心理研究会では最新の情報を訳しています。
しかしそのままでは、日本語や日本文化と異なるため、さらに考えなくてはなりません。

そう、日本文化は奥ゆかしさ等、元々間接暗示をしている文化なのです。
よく日本人は礼儀正しく、消極的で積極性が無いと不思議がられ、理解できないと言われます。
しかしその内面は芯がしっかりしていて、非常に強い意志を持っています。
無意識に潜む隠喩が優位な文化なのです。

また催眠での暗示は身体への変化も起こします。
これを利用して気功と同じことが出来ます。
暗示は集中の浸透力といえ、観念や身体さえ変える科学なのです。
21世紀佐山武道は、精神性を世界の最新鋭として、世界の誇りたるものと望みたいのです。

来年武士道「真陰」はセミナーを開催していきます。
最強の精神性としても、世界一のものでしょう。
武道は科学です。史上最強の心を造るものです。
セミナーは精神的構築や歴史史観、催眠をも行います。

また来年TIA(タイガー・インテリジェンス・エージェンシー)では、興義館において、特殊探偵学校を開催します。
実践は学校から本格化するものでしょう?
私の本気が分かっていただけますか。
講師は普通の探偵ではない、超一流の方が受け持ちます。